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君の腎臓を食べたい。

映像作品
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水曜日、透析日だった。
お弁当の準備をして、透析へ向かった。

あんまり体重が増えていなかった。
前日、そんなに食べてない。

なんだか最初は食事のたびに増えを気にしてドキドキして。
そして体を作らなきゃだから食べなきゃって思って。
今度は増やせる範囲で増やさなきゃ損みたいな気になって。
そして、やっと普通になってきたかもしれない。

透析中は、君の膵臓をたべたいを見た。
実写版の映画の方。

君の膵臓をたべたいという言葉に込められた意味を考えた。
なんなんだろう。
君が言うのはわかるけれど、僕に込められた想いは。

限られた命ではあるけれど、それでも予定調和だと思った。
短くはあるけれど、全うできるのだと思っていた。
きちんと「さよなら」が言えるものだと。

だけど、そうではなかった。
君の命を奪ったのは病ではなかった。

けれどそれが、秘密を知るのは僕だけという世界を強調する結果にもなった。
クラスメイトは彼女の病気を知らぬままだった。

もう1度見れるかと言えば、今は見れない。
今の僕にはもう1度君を失う勇気はない。

人は後悔のないように生きなければいけないな。
そしてこんな気持ちの時に抱きしめたい存在や、握りたい手、感じたいぬくもり、存在がほしいと思った。

どうやら僕の膵臓は働いているようだ。
だけど、腎臓は失った。

僕ならば、君の腎臓をたべたいと言うのだろうか。

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プロフィール

なかのひと
しっくん

ずっとレンタルブログでブログを書き続けてきたが、2019年1月1日より独自ドメインでブログを運用する決心をし、2018年11月28日にサーバーを契約。
ワードプレスの勉強をはじめ、ブロガーとして生きることを決心し、現在に至る。
何か人の役に立てることをして社会への恩返しをしたいと思っている。

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